04572-161102 太極拳の先生から教わった歩き方が面白い
昨日、太極拳の先生から教わった歩き方のメモ。
最初、本来の太極拳の歩き方を教わってやって見ました。「これで歩いたら(成蹊大学から)吉祥寺駅まで3時間かかりそう^_^」とみんなで笑っていたところ、普通の速度で歩くときの方法も教えてくださいました。と言っても基本は太極拳の歩き方とまったく同じ。
その要点を、shioの記憶と理解に基づいて書いておきますね。
足先はまっすぐ前を向ける:shio.iconshioの足はかなり外側を向いていました。まっすぐに向けると大いなる違和感。目で見れば確かにまっすぐなのに感覚的には内股になっているように思えるのが不思議。いままでいかに外向きだったかと思い知る。
両足を肩幅に開く:shio.icon感覚的な間隔は肩幅より随分広い。
膝を若干まげるが、決してつま先より前に出ない:shio.icon膝がつま先より前に出ると膝を痛めるので絶対に出さないこと。
膝からの垂線が足の中心に落ちるように膝の位置をキープ:shio.icon最初shioは、膝からの垂線が足よりかなり内側にあって、足の中心なんてどうやってもできませんでしたが、下記の膝の動きを繰り返したら30分後には中心に位置するようになりました。身体って面白い。それを見た先生は、「今度は膝が外に出てしまわないように注意してください」とおっしゃる。これ以上外に出すなんて無理〜、と今は思うけれど、徐々に柔軟になるのでしょう。気をつけます。
股関節(脚)はA型でなく逆U字型:shio.iconだいたいほとんどの人はA型になっているそうです。shioもそう。最初、「逆U字型ってどういうこと?無理でしょう」と思ったけど、しばらく練習したらできました。
上半身は水平移動(頭が上下動しない):shio.iconこれはビブラムファイブフィンガーズを履くときにも教わったこと。実際、ビブラムファイブフィンガーズを履いて(以前のかかと着地から)前足部着地に変わると上下動が消え、無意識にほぼ水平移動になります。太極拳の先生からは「もっと水平に」と。本当に頭が上下動せずスーッと前に移動する。完璧なブレ補正を搭載したビデオカメラのように視界が水平移動するのが面白い。
体幹がブレない:shio.icon最も大切。ほとんどの人は体幹が前後左右にブレ続けているとのこと。体幹。身体の柱。大切。
特に頭が体幹、軸の上に乗る:shio.iconこれはshioが立つとき、歩くとき、いつも意識していること。立つときも歩くときも、体幹という「柱」の上に頭がトンっと乗っている感覚。上半身の筋肉が弛緩するのでとても楽チン。体幹が垂直に維持され、その上に頭が乗り、水平移動できるようになると、頭の上に大きな水瓶を乗せてスイスイ歩く人の感覚がわかります。
肩、腕など他のパーツは体幹からぶら下がってるだけ:shio.icon筋肉が弛緩しているから、ダラん。法隆寺の五重塔になった気分。
足の裏は地中から引かれ頭は天から引かれる感覚:shio.icon基礎(土台)となる足の裏から頭まで、正確に積み重ねていくと、自然とそうなります。地に足がつき、天に抜ける感覚、気持ちいい。
股関節をA字型から逆U字型に直すには、前述の立ち方で立った後、片足の膝を水平まで持ち上げて(他方の脚1本で立って)、ぐるっと横に90度回して下ろす動きを左右で繰り返す。徐々に股関節が開いて、逆U字型に立てるようになる:shio.iconこれが前述の30分間で直った訓練。おかげで、当初は全く無理だった膝から下ろした垂線が足の中心に位置するようになり、脚がA字型から逆U字型に変化する感覚がわかりました。人間の身体って面白い!!
By 塩澤一洋, Kazuhiro Shiozawa on November 2, 2016.
Exported from Medium on May 2, 2017.